ツアーリポート

10月29日 みなかみカヌーツアー

赤谷湖半日ロングカヌーツアー

今日は「赤谷湖(あかやこ)」で、半日ロングカヌーツアーを行いました。

もともとは「奥利根湖1日ツアー」をご希望いただいていたのですが、
「やっぱり赤谷湖で漕ぎたい」というリクエストをいただき、
水量を考慮して、半日でゆっくり楽しむツアーに変更。

参加されたのは、約20年前にうちのツアーに来てくださったお客様。
その当時のことを鮮明に覚えていてくださって、
「また来たいと思っていたんです」と笑顔で話してくれました。

今回は、長年乗ってきた愛車を手放す前の“記念の旅”。
思い出の地・群馬県みなかみ町で、ひとり静かに心に残る時間を過ごしたい——
そんな想いで来てくださいました。

集合時の空は、南に青空、北に曇り。
小雨がぱらつく瞬間もありましたが、風は穏やか。
「これはいけそうですね」と声をかけ合い、いざ出発。

赤谷湖での経験があるお客様でしたが、
「まだ行ったことのない場所があるんです」とのことで、
今回はその“未踏のエリア”を目指して漕ぎ出しました。

ゆったりおしゃべりをしながら進むと、
湖面では水鳥たちが群れをなし、羽ばたいていきます。
その光景がまるで「いらっしゃい」と言ってくれているようで、
秋の湖ならではの穏やかな時間が流れていました。

奥へ進むにつれ、水は澄み渡り、紅葉が色づきはじめた木々が映り込み、
まるで絵の中に漕ぎ入っていくよう。
お客様も「いやぁ、ここは本当に癒されますね」と感嘆の声をあげ、
私自身も久しぶりに訪れた赤谷湖の美しさに改めて感動しました。

さらにもう一方向へ探検を続けると、
そこはまさに“秘境”と呼びたくなるような景色。
湖面に映る木々、静けさ、そして小さな滝。
まるで湖全体が貸し切りのようで、贅沢な時間でした。

そのとき、岸の方から「カサッ」という音。
目を向けると、なんとつがいのカモシカが!
「野生動物、見られたらいいなぁ」と話していたところだったので、
この偶然の出会いに二人して歓声をあげました。
まさに“ご褒美”のような瞬間。

ツアーの後半は次第に空も明るくなり、
太陽のぬくもりを感じながらのカヌー日和に。
約2時間、探検気分でのんびりと湖上を散歩するように過ごしました。

「このツアーを記念にして良かったです」
その言葉に胸が熱くなりました。

約20年の時を越えて、また同じ湖で再会できたこと。
それは私にとっても忘れられない一日になりました。

今度はぜひ、新緑の季節に「奥利根湖    (リトルカナダ)」へ。
また違った景色と空気を感じていただけたら嬉しいです。

赤谷湖の自然、そして人の想いに触れた今日。
この湖でのツアーも、また少しずつ増やしていけたらいいなと感じました。
シーズンも残りわずかですが、
また皆さんと湖でお会いできるのを楽しみにしています。

~HIDE

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